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外部CXO導入で実現する経営改革|地方企業が伸び悩む理由

【地方企業の成長を阻む、見えない壁】


地域ブランドを築いてきた企業が、オンライン販路を持たないまま競合にシェアを奪われる――
売上は堅調でも、利益率の低下や資金繰りの悪化で経営が不安定――

近年、地方都市で堅実に成長してきた企業の多くが「次の一手」を見失っています。
人材不足や市場縮小だけでなく、デジタル技術や顧客ニーズの変化に対応しきれず、強みを生かせていないのです。

こうした背景から、いわゆる「CXO」と呼ばれる人材を経営パートナーとして迎え入れ、
経営の一端を委ねる企業が増えています。

CXO人材を活用することで企業はどのように変化するのか。
本コラムでは、具体的な施策の例を交えながら解説していきます。


CXOとは?―豊富な知識と経験を持つ戦略人財】

「CXO」とは、企業の経営における専門分野の責任者を指す総称です。

  1. CFO (Chief Financial Officer=最高財務責任者)
  2. CMO (Chief Marketing Officer=最高マーケティング責任者)
  3. CIO (Chief Information Officer=最高情報責任者)

このように、「C(Chief:最高)」「O(Officer:責任者)」の間に、担う領域を表す文字が入ります。

かつては大企業だけの役職という印象が強かったCXOですが、近年では地方の中小企業にも増えています。

その背景には、経営環境の複雑化があります。
資金繰りの管理、DXの推進、Webマーケティングなど、
専門性の高い領域が増え、経営者ひとりで判断するのが難しい状況になっているのです。

そこで、各分野に長けたCXO人材を迎え入れることで、
企業は数値やデータに基づいた戦略を描けるようになり、意思決定のスピードと精度が大きく向上します。


 [CXOが担う業務の例]

  1. 財務戦略の立案・資金調達・利益構造の最適化(CFO)
  2. 顧客や市場の動きを読み、マーケティング戦略を描く(CMO)
  3. ITやデータ活用を通じて、業務効率化やDX推進(CIO)


外部CXOの活用―地方企業の経営はどう変わるのか

地方中小企業にもCXOが増えていく一方で、
「うちにはそんなポジションを置く余裕がない」と考える経営者も少なくありません。
ですが、近年は「外部CXO」を利用することで、
フルタイムで雇用せずとも、経営に必要なノウハウを手に入れることが可能です。

「外部CXO」とは企業に常勤せず、業務委託という形で経営に参画する専門人材のこと。

週数日や月単位で関わりながら、課題抽出から戦略立案、実行支援までを担います。
社内に専門的人材がいない企業にとって、伴走する経営パートナーとも言える存在です。

ここでは、外部CXOの導入事例をご紹介します。

  1. CFO導入事例
    ある地方製造業では、創業以来黒字を維持していたものの、原材料費や人件費の高騰により利益率が圧迫されていました。
    外部CFOはまず資金繰りを可視化し、銀行との交渉条件を見直し。
    さらに製品別の採算を分析して、不採算ラインの整理と高付加価値製品への集中を提案し、
    1年後には営業利益率が2倍に改善しました。

  2. CMO導入事例
    ある地域食品メーカーでは、マーケティングが広告代理店に任せきりになっており、
    自社にノウハウが蓄積されていませんでした。
    そこで外部CMOはWeb広告・SNSを活用したデジタルマーケティングへ転換。
    顧客データをもとに、エリア別・年齢別に訴求内容を最適化した結果、来店数が前年比150%に増加。
    自社で戦略を描ける体制が確立しました。

  3. CIO導入事例
    ある建設関連企業では、部門ごとにデータが分散し、案件進捗や原価の把握に時間がかかっていました。
    外部CIOはクラウドによるデータ一元管理を導入し、全社でリアルタイムに情報共有できる環境を整備。
    経営判断のスピードが大幅に向上し、DX導入が経営改善へと直結しました。



【CFO・CMO・CIO協働による全体最適経営】

これまで、財務・マーケティング・ITといった各分野の専門家が、
それぞれの立場から企業の課題をどう変えていくかを見てきました。
しかし、どれか一つの機能だけを強化しても、本質的な経営改革にはつながりません。

企業が持続的に成長するためには「数字(CFO)」「現場(CMO)」「情報(CIO)」が連携し、
同じ方向を向くことが不可欠です。

たとえば、CMOが新しいターゲット市場を見つけても、
CFOやCIOが資金配分や生産体制で支えなければ実行には移せません。
その連携が欠けると歯車が噛み合わず、取り組みは空回りしてしまいます。

依然として多くの地方企業では、財務・営業・システムが独立して動いているのが現実です。
経理は過去の数字をまとめ、営業は目先の売上を追い、システムはトラブル対応に追われる。
誰も間違っていないのに、全体としては同じ方向を向けていない――
それこそが、改革が進まない最大の要因です。

だからこそ、CFO・CMO・CIOが連携し、財務の数字をマーケティング戦略に生かし、それをITが支える。
この一貫した経営サイクルを築くことこそが、変化の激しい時代を生き抜くための鍵となります。


【外部CXO導入の進め方と注意点―「丸投げ」では成果が出ない】

外部CXOの導入は、経営課題を整理し組織の力を底上げする絶好の機会です。
ただし、専門家に任せれば何とかなると丸投げしてしまっては、期待した成果は得られません。
成功の鍵は、経営者自身が「何をどう変えたいのか」を明確にすることにあります。

[1. 企業の現状把握]
まず課題を洗い出し、優先順位を決めることが重要です。
ここが曖昧なままだと、外部CXOも方向を定めにくく、施策が点で終わってしまいます。

  1. 財務面
    資金繰りの安定性、製品別の採算、今後の設備投資や人材採用に回せる余力などを確認しましょう。
    数字上では黒字でも、実際のキャッシュが追いついていないケースは要注意です。

  2. マーケティング面
    主要顧客層の変化、販路の偏り、競合との価格・提案力の差などを把握しましょう。
    「どこで売れていて、なぜ伸び悩んでいるのか」を定量的に捉えることが戦略立案の出発点になります。

  3. 情報面
    受発注や在庫などの業務フロー、データの管理体制、セキュリティや権限設定の実情を見直します。
    現場ごとに情報が分断されたままだと、せっかくの改善策も全社で共有・定着しません。

[2. 社内との連携体制の整備]
外部CXOは社外の人材ですが、同時に“経営チームの一員”です。
担当者が情報を出し渋ったり、現場が変化を拒んだりすれば、改革は進みません。
経営者自身が方針を明確に伝え、
「外部CXOは経営課題を共に解決するパートナーだ」と社内に伝えることが、信頼構築の第一歩になります。

[3. 契約期間や成果目標の設定]
「半年でキャッシュフロー改善」「1年で新規顧客獲得数を◯%増加」「3年でDX基盤を完成」など、
定量的なゴールを設定しておくことで、進捗を客観的に評価できます。


【最後に―経営の変革を共に描く、パートナーとして】

外部CXOの導入は、単なる専門人材の活用ではなく、企業の未来の描き方そのものを変える取り組みです。
経営者が目指す方向を明確にし、CFO・CMO・CIOがそれぞれの専門知を持ち寄ることで、経営は動き出します。

とはいえ、財務・マーケティング・ITを横断的に連携させるのは容易ではありません。
社内の理解を得つつ仕組みを整え、成果が出るまで粘り強く支える――
そんなパートナーの存在が必要不可欠です。

そこで当社では、各分野のプロフェッショナルが連携し、企業の課題に応じた支援を行う
「CXO支援サービス」 を提供しています。
経営の未来をともに描くパートナーとして、レゾナンスパートナーズが伴走します。


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